ほっとミュージアム　談話室

　城山公園内の長野県立美術館https://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=20&c=0で開催中の展示を紹介します。
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☆「北島敬三写真展　借りた場所、借りた時間」～令和8年1/18（日）＜タイトル変更＞
　　　　水曜(祝日の場合は翌日)年末年始(12/28～1/3)休館
　　　　入館料金：一般700円　大学生及び75歳以上500円
　　　　　　　　　高校生以下又は18歳未満無料
　　　　　　　　身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳所持者と付添者1名は無料

　長野県須坂市に生まれの写真家・北島敬三は、1975年に東松照明、荒木経惟、深瀬昌久、細江英公、森山大道、横須賀功光らが講師を務めた「WORKSHOP写真学校」で学び、翌年に同校解散後は森山らと自主運営ギャラリー「イメージショップCAMP」を立ち上げた。初個展「BCストリート・オキナワ」（新宿ニコンサロン、1976年）から、東京とコザ（現・沖縄市）を往復して仮借なく被写体を捉えるそのスナップショットは森山をして「白昼の通り魔」と言わせ、『カメラ毎日』の編集長の西井一夫からは「ストロボ一発」を多用するスタイルを批判されるが「写真特急便　東京」で日本写真協会新人賞を受賞（1981年）し、その賞金で滞在したニューヨークのストリートスナップをまとめた写真集『New York』（白夜書房）で第8回木村伊兵衛写真賞を受賞。
　冷戦構造の歪みが際立つ東西ベルリン、ワルシャワ、プラハ、ブダペスト、香港、ソウルといった都市を巡り、遭遇する人々の形姿を捉えた鮮烈なストリートスナップによって評価を確立するが、崩壊直前の旧ソ連を取材した1991を前後して、突如、それまでのスナップショットを放棄し、無徴の人々を定点観測的に撮影する〈PORTRAITS〉や、東日本大震災の被災地域を含む、日本各地のマージナルな風景を記録し続ける〈UNTITLED RECORDS〉といった、思惟的な作風へと転向。
　本展では、北島のキャリアの中で2度、象徴的に現れるフレーズ「借りた場所、借りた時間」を手がかりに、写真家自身の手によるニュープリントや、重要な作品発表の場として機能した雑誌や写真集などの資料で50年にわたる仕事を読み返す。

トークイベント（4）北島敬三×倉石信乃×高橋しげみ×松井正
1/11（日）本館地下1F ホール午後1時30分～（1時間程度・予定）
参加申込不要（直接会場へ）
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　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　本多公園内の金沢市立中村記念美術館https://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=17&c=27で開催中の展示を紹介します。
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☆企画展「時代をかける馬」同時開催「宝尽くしの工芸」～令和8年2/15（日）
　　　月曜（祝日の場合は翌日）年末年始（12/29～1/3）休館
　　　入館料金：一般310円
　　　　　　　　65歳以上・障害者手帳(ミライロ可)所持者と介護人210円(祝日無料)　
　　　　　　　　高校生以下無料
　　　　　　　　茶菓券400円

　古来より、人々の暮らしに寄り添い支えあってきた馬。騎乗によって遠方への旅が可能となり、農耕や運搬の場面で生活の豊かさをもたらした。また武者を乗せて戦場を駆け、名馬にまつわる逸話が多く語り継がれる。午年にのぞみ、本展では、絵画・陶磁器・漆工・金工などの馬をモチーフとした美術工芸作品を紹介し、新春にふさわしい宝物や吉祥文様をあしらった作品も併せて展示。
　井手玉川図・佐野渡図・定家卿郭公図　狩野探幽　江戸時代 (17世紀)
　渓上馬市図　池大雅　江戸時代 (18世紀)
　指絵・金彩「双馬行萬里」十代大樋長左衛門（陶冶斎）平成25年 (2013)
　宇治川合戦図　象嵌衝立伝　武田友月　江戸時代 (19世紀)
　加賀象嵌馬置物　高橋介州　昭和58年 (1983)
［宝尽くしの工芸］
　朝日に波図　岸岱　江戸時代 (19世紀)
　梅花正月遊具図　佐脇嵩之　江戸時代 (18世紀)　など

学芸員によるギャラリートーク：12/12(金)・13(土)午後2時30分～3時30分展示室入口集合
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　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　富山市ガラス美術館https://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=16&c=23で開催中の展示を紹介します。
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☆開館10周年記念「めぐりあう今を映す
　日本の現代ガラス 1975－2025」～令和8年1/25（日）
　　　第1・3水曜、12/29（月）～1/1（木・祝）5/13（水）休館
　　　　（5/6（水）は開館）
　　　開場時間：午前9時30分～午後6時
　　　（金土は午後8時まで、1/2～3は5時まで、入場は閉館の30分前まで）
　　　入館料金：一般1200円　大学生1000円　高校生以下無料
　　　　　富山市在住の70歳以上、おでかけ定期券を提示の65歳以上の方
　　　　　身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳提示者と介助者1名

　国内では1970年代後半から、作家個人が自らの手でガラス制作を行う動きが広がる。作家の多くが会社に所属して制作したことから転換した背景には、1977年に日本初のガラス専門課程が多摩美術大学に開設されたことや、1978年の第8回世界クラフト会議・京都での国際交流の拡大があった。作家たちはガラスでこそ生まれ得る表現を追求し、2000年代には、作家独自の制作手法を編み出したり、社会情勢と呼応する作品の増加により、ガラス表現はますます多様な広がりを見せる。本展では今日にいたる激動の50年の動向を振り返り、各時代を代表する作品や、ガラスの新たな可能性を提示する表現を紹介。
　伊藤孚《宙吹硝子　巻紙》1985年
　高橋禎彦《ARC》1999年
　多田美波《双極子83-1》1983年
　度會保浩《breathing-eagduru》2024年
　佐々木類《Reminiscences of the Garden-from Jacob Knapp-》2022-2023年
　寺澤季恵《生生1》2023年

☆コレクション展「バカラ、ガレ、ドーム兄弟
　　…フランス・アール・ヌーヴォーのガラス」～令和8年5/31（日）
　　　　入館料金：一般・大学生200円　高校生以下は無料
　　　　企画展入館者はそのまま入れる
　19世紀後半から20世紀初頭にかけて、特にヨーロッパを中心に起こった芸術運動やその様式を表す「アール・ヌーヴォー」。芸術の担い手が市民の手に渡って、芸術家たちが目を向けたのは、植物の蔓や花びらの優しい輪郭線など、自然界に見られる曲線。また建築や絵画、彫刻ばかりでなく、家具や壁紙、日常のうつわ類など、身の回りのすべてのものに芸術性を求めた時代で、陶磁器や金属器、そしてポスターなどのグラフィックも装飾性豊かに発展し、ガラスのうつわやランプも、飛躍的に進化した。
　本展では、フランスのアール・ヌーヴォーを代表するバカラ、エミール・ガレ、ドーム兄弟などが手がけたガラス器やランプ、家具を合わせて紹介。
　バカラ《台付花器「月に雁」》1878年頃
　エミール・ガレ《花器「蝶・蛙」》1894-96年頃
　エミール・ガレ《小物入れ「チューリップ」》1890年頃
　ドーム《花器「葡萄とカタツムリ」》1904年頃
　ドーム《ランプ》1900-14年頃　撮影：池田ひらく　

ギャラリートーク：12/13（土）1/24（土）2/15（日）3/7（土）4/5（日）5/17（日）午後2時～
　4階　展示室4　透ける収蔵庫にて、申込不要
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　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　鎌倉市鏑木清方記念美術館https://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=14&c=61で開催中の展示を紹介します。
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☆企画展「冬美人ー押絵羽子板とともにー」～令和8年1/12(月・祝)
　　　月曜日（1/12（月・祝）は開館）12/29（月）～1/3（土）休館
　　　入館料金：一般300円　小中生150円
　　　　　　　　鎌倉市民（市内に住所を有する方）、鎌倉に通学する小～大学生は無料

　明治時代以降に入ってきた洋装が、幅広い年代層の日常着に定着したのは戦後を迎えてから。それ以前の西洋化が進む時代の流れの中、着物姿の女性たちは、アクセサリーやショールなどの服飾品をあわせたり、西洋の最新のデザインを着物の文様に取り入れたりするなどしておしゃれを楽しんだ。
　清方が挿絵画家として活躍した明治末から大正期にかけて、雑誌や書籍の巻頭を飾る口絵には、小説のヒロインや季節にあわせた装いに身を包んだ女性の着物姿が多く描かれ、新年1月号の雑誌や新聞の元日号では、豪華な色刷りの口絵や付録が、新年を迎える喜びに彩りを添えた。本展では、冬の装いを描いた雑誌や書籍の口絵を中心に、清方が意匠を手がけた着物や年賀状などを、名押絵師・永井周山による清方の名作《明治風俗十二ヶ月》の押絵羽子板とともに紹介。
　渡辺霞亭・著『勝鬨（中編）』木版口絵
大正4年（1915）
　押絵羽子板「明治風俗十二ヶ月」　昭和10年（1935）
　《舞妓》昭和5年（1930）
　　炬燵（清方畫譜の十二）『講談雑誌』口絵　大正5年（1916）
　《落葉焚く》昭和40年（1965）頃　

展示解説：学芸員：12/13(土)12/27(土)1/10(土)午後1時30分～　

新春福引き：1/4（日）～12（月・祝）　　　　

新春初売り：ミュージアムグッズ；1/4（日）～9（金）

ゆく年くる年の展示解説：当館と川喜多映画記念館を巡る
　12/26(金)1/7(水)1/12(月・祝)午後1時～、当館集合
　集合場所：鏑木清方記念美術館
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　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　宇佐市の大分県立歴史博物館 https://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=44&c=28で12/12（金）から開催される展示を紹介します。
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☆企画展「昭和100年」12/12(金)～令和8年2/15（日）
　　　月曜（祝日の場合は翌日）年末年始（12/28（日）～1/4（日））休館
　　　入館料金：一般310円　高大生160円　中学生以下無料
　　　　　　　　土曜日の高校生は無料
　　　　　　　　身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳所持者と付添者1名は無料

　昭和元年から数えて100年。「昭和」は1926年12/25から1989年1/7までこの間の戦争と復興、高度経済成長などの経験から、「昭和」は激動の時代と呼ばれる。現代においてノスタルジーとしての高度経済成長を想起させる元号として認識され、多くの世代の心をつかむ「昭和」の資料や写真を通して、ふるさと大分のの姿も紹介。
・吉田増蔵関係資料（みやこ町歴史民俗博物館所蔵）
・昭和初期の婚礼衣装（当館所蔵）
・中外産業博覧会第二会場全景（別府市立図書館所蔵）
・惣門氏回顧録（飯塚市歴史資料館所蔵）
・旧制宇佐中学校校舎模型（大分県立宇佐高等学校同窓会所蔵）
・清瀬保仁が使用したガヴォ・ピアノ（個人所蔵）
・鶴崎踊り衣装（鶴崎おどり保存会所蔵）
・豊の国おおいた一村一品昭和60年カレンダー（大分県公文書館所蔵）

ギャラリートーク：12/16（火）午後3時10分～4時10分
　1/18（日）2/8（日）午後2時30分～3時30分
　事前申込不要

関連講座：講堂にて、午後1時20分～2時20分、館職員、当日先着順（定員80名）、聴講無料
1/18（日）「昭和時代ー前半ー」
2/8（日）「昭和時代ー後半ー」　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　徳島市の徳島県立文学書道館（言の葉ミュージアム）https://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=36&c=7で12/12（金）から開催される展示を紹介します。
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☆文学特別展「鳴門を描いた文学」12/12(金)～令和8年2/11(水・祝)
　　　月曜（祝日の場合は翌日）年末年始（12/28〜1/5）休館
　　　入館料金：一般520円　高大生360円　小中生260円
　　　　　　　　高齢者（65歳以上）・各障がい者手帳所持者は半額
　　　　　　　※小中高生は、土日祝日と冬休み期間中は無料

四国の東端・鳴門は、雄大な自然や歴史が多くの作家や詩人、俳人、歌人たちを魅了した。激流が渦を巻く鳴門海峡、四国八十八カ所霊場の一番札所・霊山寺、第一次大戦のドイツ兵捕虜と鳴門の地元民が心を通わせ、ベートーヴェンの「第九交響曲」日本初演を果たした板東俘虜収容所…
　本展では吉川英治の時代小説『鳴門秘帖』、松江豊寿・板東俘虜収容所長を描いた中村彰彦の直木賞受賞作『二つの山河』などの小説、田山花袋・志賀直哉・林芙美子らの紀行文、与謝野鉄幹・明子夫妻らの短歌、橋本夢道・正岡子規らの俳句、吉野弘らの詩まで、多くの文学者が描いた鳴門の姿を紹介。

展示解説：12/21（日）1/24（土）午前11時〜正午辰巳日花里氏（館職員）申込不要
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　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　関内の放送ライブラリー https://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=14&c=18でから開催される展示を紹介します。
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☆特別企画「山田太一・上映展示会～名もなき魂たちを見つめて～
　　　　　　　今、伝えたい言葉があるー」12/12(金) ～令和8年2/11(水・祝)
　　　　　月曜（祝日の場合は翌日）年末年始（12/29(月)～1/5(月)）休館
　　　　　入館無料
　数々の名作ドラマを生み出し、2023年11月29日に逝去した脚本家・山田太一氏の３回忌に合わせ、作品上映と展示で山田太一氏の業績を振り返る。
　『男たちの旅路』（NHK・1976-82）、『岸辺のアルバム』（TBS・1977）、『想い出づくり。』（TBS・1981）、『ふぞろいの林檎たち』（TBS・1983-97）など、放送史に残る数々の名作ドラマを手がけた山田太一氏は、常に、市井の「名もなき人々」の日常を見つめ、その時代やそこに生きる人々の姿を描き続けた。そして山田作品に触れ、影響を受けた次世代の脚本家が数多く生まれている。
　山田太一脚本のテレビドラマ全作品の紹介、貴重な台本、初公開の直筆原稿や資料、山田氏と交換された手紙を展示し、山田氏からバトンを引き継いだ、方々から寄せられたメッセージも紹介。

　生い立ち(原点)：浅草・湯河原での少年時代、小田原高校・早稲田大学時代のエピソード、松竹（大船撮影所）での助監督時代など、小・中学校の作文、イラスト、大学時代の読書ノートなど初公開の貴重な資料も展示。
　作品紹介（テレビドラマ）1960年代のデビュー作から、遺作『五年目のひとり』（テレビ朝日・2016年）まで、山田太一脚本・テレビドラマ全作品を年表にて紹介。名作ドラマの台本や番組写真など。
　映画・舞台、小説・エッセイ：全作品リストを紹介し、著作本全作品を展示。
　直筆原稿
　書斎・書庫；原稿用紙・文具・眼鏡・スケジュール帳などの愛用品、ラジオ番組「岡田惠和今宵、ロックバーで 〜ドラマな人々の音楽談義」（NHK/2012.1.16放送）を聴く。
　往復書簡：大原麗子、木下惠介、沢村貞子、寺山修司、八千草薫、山田太一から向田邦子へ宛てた手紙など
　寄稿「山田太一から受け取ったもの」新井英樹、宇多丸、大根仁、岡田惠和、小沢健二、清田麻衣子、宮藤官九郎、小島秀夫、鈴木敏夫、スチャダラパー、徳永有美、西川美和、長谷正人、町山広美
　名セリフ、名言
　山田太一と放送ライブラリー：公開セミナーの様子を紹介。
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　　　　　　　　　　　　　　　　参考：NHKの宣伝と、館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　西宮の酒ミュージアム（白鹿記念酒造博物館）https://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=28&c=69で12/10（水）から開催される展示を紹介します。
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☆記念館　堀内ゑびすコレクション展「たからぶね　
　　－年の初めの夢うらない－」12/10（水）〜令和8年1/12（月・祝）
　　　火曜と年末年始（12/30（火）～1/3（土））休館
　　　入館料金：一般500円　小中生250円（記念館・酒蔵館の共通チケット）
　　　　　　チラシを印刷して持参の場合入館料を50円引き

　縁起の良い初夢を願って枕の下に敷いた宝船の図です。船には、豊作を願う稲穂や米俵、七福神、打出の小槌など宝尽しを満載し、年の初めに吉夢を見る願いがこめられた。江戸時代には縁起物として社寺で授与され、宝船売りが町中を売り歩くが、明治には廃れ、大正時代に復興し、寺社以外でもコレクターたちを中心に趣向を凝らした宝船が作られた。宝船は“吉夢を願い枕の下に敷く”ため、頒布イベントや交換会も盛んに行われた。本展は、吉夢に人々の希望が託された宝船の風習を紹介し、コレクターアイテムとしての宝船を紹介。
　　七福神乗合宝船　歌川芳綱（嘉永5（1852）年）
　　見立七福新酒之入船　二代歌川国貞（安政3（1856）年）など
ミュージアムトーク：1/10（土）記念館展示室にて、午後2時～30分、予約不要

☆酒資料室「お酒の商い史」12/10（水）〜令和8年3/5(木)

　江戸時代の西宮の酒蔵では、主に江戸の人々向けに酒造した。江戸の新川・茅場町（現在の東京都中央区臨海部）に酒問屋が立ち並び、仲買・小売を通して江戸市中に酒を売り広めた。近代以降は東京の酒問屋だけでなく、全国的に特約店を通して販売するが、太平洋戦争から戦後まで酒も配給制度や価格統制の影響を受ける。本展示では、江戸時代から現代までの酒販の歴史を紹介。
　　　※令和8年1/14（水）～1/23（金）は記念館展示替えのため観覧不可

ミュージアムトーク：1/11（日）記念館展示室にて、午後2時～30分、予約不要

☆笹部さくら資料室「戦後80年　櫻男の記憶と記録をたどる」12/10（水）〜令和8年3/5(木)

　日本古来の山桜・里桜の保護育成研究に生涯を捧げた笹部新太郎（1887-1978）氏が活動した時代は、戦時中にも重なる。70代で神戸市岡本に転居するまでは、生地の大阪から武田尾（兵庫県宝塚市）にある演習林「亦楽山荘」へ通い、桜の研究を続けた。戦禍の中でも歩みを止めることなく活動を続け、戦後の桜事業の糧となり花開いた。本展は笹部氏が遺した自筆記録を中心に、戦前・戦中・戦後の桜への取り組みを紹介。
　　　※令和8年1/14（水）～1/23（金）は記念館展示替えのため観覧不可

ミュージアムトーク：12/13（土）記念館展示室にて、午後2時～30分、予約不要

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　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　日比谷公園の千代田区立図書文化館https://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=13&c=7で開催中の展示を紹介します。
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☆特別展「THE SHOWA MUST GO ON－「昭和」という舞台を観に行こう－」～令和8年2/23（月・祝）
　　　第3月曜、12/27（土）～1/4（日）休館
　　　開館時間：午前10時～午後7時
　　　　　　　（金曜は8時まで、日祝は5時まで、入室は閉室の30分前まで）
　　　入館料金：一般500円　高大生300円
　　　　　　※区内在住者・中学生以下・障害者手帳等所持者と付添者1名は無料（住所等要証明）

（1）劇場でたどる千代田区の昭和：様々な劇場から千代田区の昭和をたどる。
（2）「昭和」という舞台と、そこに立った人たちを観る
　「The show must go on」という英語の慣用句は、ショービジネス業界でよく使われる「どんな不測の事態や逆境があっても、もう始まったものは続けなくてはならない」という意味。昭和という時代は、戦争や敗戦、高度経済成長などどんな局面でも「昭和」という舞台が続いていった様子を様々な演目から観る。

講演会・講座：4階スタジオプラスにて午後2～3時30分
記念講演会1：12/13（土）
「東京宝塚劇場の昭和」鈴木国男氏（共立女子大学教授）
　　定員60名、追加募集中、先着順・メール（bunkashinkou_bunkazai@city.chiyoda.lg.jp）
　　または日比谷図書文化館4階・文化財事務室窓口（平日午前10時～午後6時）で申込
　　参加費　500円
記念講演会2：1/24（土）
「日比谷公会堂－歴史が演出された舞台空間－」新藤浩伸氏（東京大学准教授）
　　定員60名（事前申込1/8必着・応募者多数の場合抽選 ※区民優先）
　　参加費500円

関連講座：2/21（土）
「音楽と学ぶ昭和時代」展示担当学芸員
　　定員40名（事前申込2/5必着・応募者多数の場合抽選 ※区民優先）
　　参加無料
申込方法（1）講演会・講座名（2）住所（3）氏名（ふりがな）（4）年齢（5）電話番号
　メール（bunkashinkou_bunkazai@city.chiyoda.lg.jp）
　もしくは往復はがき（〒100-0012千代田区日比谷公園1-4千代田区立日比谷図書文化館宛）
　1通につき、1名様・1講座のみの応募となります。

ギャラリートーク：12/25（木）1/7（水）午後6時～、2/21（土）午後4時～（30分程度）
　1階特別展示室にて、学芸員
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　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　市川市文学ミュージアム https://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=12&c=23で開催中の展示を紹介します。
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☆「A Piece of MYSTERY　現代ミステリー作家の創作と思考」～2/1（日）
　　　　月曜（祝日の場合は翌日）年末年始（12/28～1/4）1/30（金）
　　　　入館料金：一般500円　65歳以上400円　高大生250円　中学生以下無料
　　　　　　　　　障害者手帳所持者と付添者1名無料
　難解な事件に巧妙なトリック、暴かれた真実が生むカタルシスを読者にもたらすミステリー。本展では、日本推理作家協会の初代理事を務めた江戸川乱歩をはじめ、現代ミステリー作家たちの創作資料や愛用品を紹介し、ミステリー作家の魅力と謎の裏側に迫る。

ミステリー作家 Talk Show：グリーンスタジオ（文学ミュージアム内）にて、開場午後1時、開演1時30分
　1/18（日）出演：古泉迦十氏、久永実木彦氏、杉江松恋氏　MC：貫井徳郎氏
　1/25（日）出演：芦沢央氏、小川哲氏、京極夏彦氏　MC：貫井徳郎氏
定員：220名（事前申込制）　入場無料
申込：館サイトの専用フォームにて、申込開始（先着順、定員になり次第、受付終了）
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　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明