ほっとミュージアム　談話室

　大洲市立肱川風の博物館・歌麿館http://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=38&c=29で12/13（土）から開催される展示を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆冬の企画展「～きっと鳥が好きになる～
　　　日々を彩る野鳥展　冬の部」12/13（土）～令和8年3/1（日）
　　　　火曜（祝日の場合は翌日）年末年始休館
　　　　入館料金：大人500円　高校生250円　小中生200円
　　　　　　　　　大洲市内に住所を有する65歳以上　無料（要証明書提示）
　　　　　　　　　身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者福祉手帳を所持者と付添１名は無料
　　　　　　　　　大洲市外に在住の65歳以上（要証明書提示）300円

　私たちの身近にいる「見たことあるけど名前を知らない鳥」そんな野鳥たちの魅力を、写真と木彫画、鳥を愛してやまないスタッフの解説キャプションを添えて伝える。野鳥たちの意外な一面・面白い生態から野鳥を通して見えてくる環境問題まで。
「オシドリ」
　木彫画「モズ」　など
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　卯之町の愛媛県歴史文化博物館 https://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=38&c=35で12/13（土）から開催される展示を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆テーマ展「石鎚山歴史と民俗」12/13（土）～令和8年2/1（日）
　　　月曜（第1月曜日は開館、翌火曜日が休館）年末年始（12/29～1/1）休館
　　　入館料金：高校生以上500円　65歳以上300円　中学生以下無料
　　　　　　　　障がい者と介護者1名は無料
　　　　　　　　要介護認定を受けている高齢者と介護者1名は無料

　石鎚国定公園が昭和30（1955）年に指定されてから70年。
　西条市と久万高原町にまたがり、標高1982ｍで四国および西日本の最高峰・石鎚山。その東にそびえる笹ヶ峰、瓶ヶ森などとともに石鎚連峰を形成し、弘法大師も修行したと伝えられるなど、古くから山岳信仰の霊場、修験道の霊地として知られ、江戸時代には別当寺の前神寺などを中心に先達制度により石鎚信仰が広がり、多くの登拝者を集めた。
　本展では石鎚信仰が広く庶民に普及した江戸時代から、観光地としての開発が進む昭和にかけての石鎚山の歴史を紐解き、愛媛大学教授で地理学者の村上節太郎氏（1909～1995）が、お山開きなどの習俗を撮影した写真も併せて紹介。
石鎚山の豊かな自然とその魅力を見つめなおす機会としていただけたら幸いです。
　　石鎚画賛　林涛光画、半井梧庵賛　明治7(1874)年頃
　　石鎚山絶峰細景　「西條誌」　天保13(1842)年
　　石鉄山先達場記録写　弘化3(1846)年頃
　　半井梧庵肖像　石鎚神社神官姿　明治13(1880)年
　　石鎚神社先達用記　明治14（1881）年
　　石鎚山頂上（絵葉書）　大正～昭和初期
　　石鎚山観光パンフレット　昭和50年代　など
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　丸亀市猪熊弦一郎現代美術館https://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=37&c=16で12/13（土）から開催される展示を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆「ジャネット・カーディフ　40声のモテット」12/13（土）～令和8年2/15（日）
　　　　月曜（祝日の場合は翌日）12/25（木）～31（水）休館
　　　　入館料金：一般1500円（市民割900円）大学生1000円（市民割600円）市民割は要住所証明
　　　　　　　　　高校生以下または18歳未満・丸亀市内在住の65歳以上・各種障害者手帳所持者と介護者1名は無料

　カナダを拠点に活動するジャネット・カーディフ（Janet Cardiff, 1957-）によるサウンドインスタレーション作品《40声のモテット》2001年にカナダ国立美術館（オタワ）で初公開され、同館のミレニアム賞を受賞して以来世界約60ヶ所で展示された彼女の代表作の一つ。16世紀イングランドの作曲家トマス・タリスが作曲した『Spemin Alium』（通称『40声のモテット』）を、楕円形に設置された40台の各スピーカーから、59人5声部（ソプラノ、アルト、テノール、バリトン、バス）で構成された聖歌隊の歌声で個別に再生。今まさに歌っている聖歌隊の場に居合わせているかのような没入感を生み出す。
　当館は谷口吉生の設計のもと1991年に開館し、館内で最も面積が大きく、7mの天井高を有する開放的な展示空間で、鑑賞者は自由に空間を移動でき、一層本作の音による空間体験を得ることができるだろう。ジャネット・カーディフの代表作による空間内での音の彫刻的な広がりと、当館ならではの建築空間の対話を楽しむ。

☆「猪熊弦一郎展　夢をならべている」12/13（土）～令和8年2/15（日）

　香川県生まれの猪熊弦一郎（1902-1993）は、東京美術学校に学び、第二次大戦開戦前年の1938年から40年までパリで学んで帰国し、1955年からニューヨークで約20年間を過ごした後は、東京とハワイの両方にアトリエを構え、90歳まで制作に励んだ。時代や環境の変化をも吸収して描いた作品は、写実的な具象からデフォルメの効いた具象へ、抽象へと変化したが、時々の自分を画面に力いっぱいぶつける点は生涯を通した。
　猪熊が晩年に制作したのは、具象も抽象もない、形はすべて面白く美しいバランスでできていると考え、それらを自分の秩序で絵の中に住まわせた作品。顔や鳥といった生き物の姿も区別なく、さまざまな形が共存する絵画を描き、常識に捉われることなく素直に自由に描かれた作品は不思議に満ちる。本展では猪熊が80歳を超えて制作した作品を紹介、70年以上にわたって描きに描き続けた猪熊の、何ものにもとらわれない絵画を見る。
　《ポートレイトの会話》1988
　《三つの言葉》1989
　《鳥と遊ぶ》1990
　《裸子1 鳥11 馬2》1991
　《真昼のカーニヴァル》1992
　《緑の中の美しき顔》1992
　《裸子と鳥》1993
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　縮景園となりの広島県立美術館 https://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=34&c=3で12/13（土）から開催される展示を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆特別展「木村伊兵衛写真に生きる」12/13(土) ～令和8年2/8(日)
　　　　月曜と、12/25～1/1　休館
　　　　開館時間：午前9時～午後5時（金曜は7時まで、入場は閉館30分前まで）　　
　　　　入館料金：一般1500円　高大生1000円　小中学生700円
　　　　　　身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳及び戦傷病者手帳の所持者と介助者1名は半額

　小型カメラに写真表現の可能性をいち早く見出し、日常を素早く切り取るスナップショットや肖像写真で名声を確立した写真家、木村伊兵衛（1901-1974）。本展で約165点の作品で、日本の写真史に大きな足跡を残した木村伊兵衛の活動を振り返る。

第1章　夢の島——沖縄
　1935（昭和10）年に観た琉球舞踊に感銘を受け沖縄へ渡航。風俗習慣が違う古い文化の残る島で夢中でシャッターを切った。
　　　那覇の市場、本通り、沖縄、 1936
第2章　肖像と舞台
　最初の個展「ライカによる文芸家肖像写真展」は1933（昭和8）年、小型カメラで被写体の性格や感情の動きまでも捉えた。
第3章　昭和の列島風景
　戦争が終わり、戦後の混乱のなかで、報道写真こそ自分の写真の道と覚悟。
　　　若い人、広島、 1946
第4章　ヨーロッパの旅
　1954（昭和29）年秋訪欧し、パリでアンリ・カルティエ=ブレッソンやロベール・ドアノーと出会い写真への姿勢を再確認。
第5章　中国の旅
　戦前、満州国建国と日中戦争の中にも中国の庶民の日常を捉え、戦後、中国の人たちの表情が明るくなっていることを感じる。
第6章　秋田の民俗
　1952（昭和27）年、展覧会の審査に訪れた秋田で、象潟や横手などの農村生活の実態を見て感動。
　　　板塀、追分、秋田、 1953
第7章　パリ残像
　1954 年、1955 年と続けて行われたヨーロッパの旅。

（１）記念講演会：1/10（土）地階講堂にて、午後1時30分～3時［開場1時］
「木村伊兵衛とヨーロッパの写真家たち」甲斐義明氏（新潟大学准教授）
　　　要事前申込（電話082-221-6246）

（２）美術講座：2/1（日）地階講堂にて、午後1時30分～2時30分［開場1時］
「木村伊兵衛を読むー写真と言葉を通して」山下寿水氏（主任学芸員）
　　　要事前申込（電話082-221-6246）

ギャラリートーク：12/19（金）1/9（金）1/23（金）2/6（金）午前11時～、午後5時～
　３階展示室にて、学芸員、事前申込不要

撮影ワークショップ「お庭で撮影会」
12／20（土）及び21（日）午後1時30分～3時30分［受付1時～］
藤岡亜弥氏（写真家、第43回木村伊兵衛写真賞受賞者）
　　縮景園、広島県立美術館にて、参加費：1000円　※要本展入館券、入園券
　　先着15名（両日参加可能な方）　要事前申込（電話082-221-6246）

ロビーコンサート：2/1（日）１階ロビーにて、正午～
「にほんのうた　昭和100年」東京オペラシンガーズ、無料　※事前申込不要
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　奈義町現代美術館http://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=33&c=85で12/13（土）から開催される展示を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆「山本一雄　小さな部屋から」12/13（土）～令和8年3/1（日）
　　　　月曜（祝日の場合は開館）、および祝日の翌日（土日の場合は開館）休館
　　　　入館料金：一般・大学生700円　高校生500円　小中生300円
　　　　　75歳以上、障がい者の方及び介護者1名は無料（要証明、「ミライロID」可）

　山本一雄（1936-）は岡山県瀬戸内市にある日本初の国立ハンセン病療養所・長島愛生園で暮らしながら、89歳になる現在も毎日自身の表現と向き合いながら絵を描く画家。
　小学生の頃から絵を描くことに親しんだ山本だが、就職する年齢になってから独学で油彩画を学び、40代に入ってから公募展に出品する。特に岡山県美術展覧会（以下県展）への出品が毎年の目標となり、現在も県展に向けて新作を描き続ける。
　山本は故郷や家族と離れ、30代で長島愛生園に入所し、今ではハンセン病は完治しているが、同園で暮らしながら、絵を描いている。その作品には、長島の海や、望郷の想いが込められた山々の作品などが多く、近年では過去作品の中のいくつものモチーフを断片的に取り出し、共存したような作品を描く。面相筆という細い筆で塗り重ねられた作品には、圧倒的な時間が凝縮され、山本の暮らしてきた時間が溶け合うような不思議な世界をつくる。一方、暮らしの中で見てきた風景のスケッチには、生活の中で新しい発見をした喜びに満ちている。
　表現するとき、ポジティブな感情だけではなく、悲しいや寂しいという感情がどう絵画世界に表現されるのか？
　山本が繰り返し描くモチーフや、繰り返し塗り重ねる色に、私たちが暮らしの中で、知らなければならないこと、見つめなければならない大事な何かを考える。
　《里路》2023　
　《残雪》1987　
　《水辺の民家》制作年不詳　
　《コスモスの里》2001　など
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　笠岡市立竹喬美術館http://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=33&c=46で12/13（土）から開催される展示を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆特別展「知られざる竹喬－新出作品と新資料から－」12/13（土）～令和8年2/8（日）
　　　　月曜（祝日の場合は翌日）年末年始（12/29（月）～1/3（土））休館
　　　　入館料金：一般800（650）円　　※（　）内は団体20名以上　
　　　　　　　　　高校生以下無料（学生証提示）
　　　　　　　　　笠岡市内在住の65歳以上は無料（要住所年齢証明）
　　　　　　　　　笠岡市外在住の65歳以上は団体料金（要年齢証明）

　令和元年（2019年）開催の小野竹喬生誕130年の記念展覧会以降、新たな竹喬作品や関連資料が発見されている。
　なかでも、84年ぶりの公開となる、昭和16（1941）年の第6回京展の出品作《晴日》は、京展以降、日の目を浴ビズ、《奥の細道句抄絵》シリーズの「あかあかと日は面難もあきの風」の初期の構想画は、この度の調査で新たに見つかった資料で、竹喬の作画の変遷がうかがえる貴重な資料。他にも発見されているスケッチ類や自筆原稿などの貴重な資料類や竹喬作品やスケッチ、新出の文字資料等を通して、小野竹喬の人となりに触れる展覧会を開催。

講演会：1/18（日）視聴覚室にて、午後1時30分～2時30分
　　講演者：柴田就平氏（学芸員）申込不要

学芸員によるギャラリートーク：12/13（土）2/1（日）午後1時13分～2時40分、申込不要
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　奈良公園の奈良国立博物館 https://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=29&c=2で12/13（土）から開催される展示を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆特別陳列「春日若宮おん祭の信仰と美術」12/13（土）～令和8年1/18（日）
　　　月曜（祝日の場合は翌日）12/28（日）～1/1（木・祝）休館
　　　開館時間：午前9時30分～午後5時、
　　　　　　　　※春日若宮おん祭お渡り式の日（12/17）は午後7時まで（入館は閉館の30分前まで）
　　　入館料金：一般700円　大学生350円
　　　　　　　　高校生以下および18歳未満、満70歳以上、
　　　　　　　　障害者手帳またはミライロID所持者（介護者1名を含む）は無料
　　　　　　春日若宮おん祭お渡り式の日（12/17）はすべての方が無料
　　　　　　高校生以下および18歳未満の方と一緒に観覧される方は、一般100円引き、大学生50円引き

　1年に一度、春日大社の春日若宮（若宮神社）より若宮神を御旅所へお迎えし、24時間にわたりさまざまな芸能を捧げる春日若宮おん祭。御旅所の若宮神のもとに祭礼参加者が詣でる風流行列や、田楽や舞楽、猿楽などの神事芸能が有名で、平安時代の保延2年（1136）に始まり、古儀の祭礼を守り続けて今年で890年目。
　恒例企画の本展で、はおん祭の歴史と祭礼、ならびに春日大社への信仰に関わる美術を紹介し、精緻な技巧が凝らされた神宝とともに、近年行われた文化財復元の成果もあわせて展示。本年は、地域の住民が集まり、春日曼荼羅を掛けてお参りする「春日講」についても紹介。
1 春日若宮の誕生
　　鹿島立神影図　南北朝～室町時代（14～15世紀）奈良・春日大社
2 春日若宮古神宝の世界
　　春日文殊曼荼羅　鎌倉時代（14世紀）奈良国立博物館
　　獅子・狛犬（春日若宮撤下品）鎌倉時代（13世紀）奈良・春日大社
　　若宮御料古神宝類平胡籙 復元模造　現代平成30年（2018）文化庁
3 春日若宮おん祭
　　重要文化財舞楽面納曽利　平安時代（12世紀）奈良・春日大社
　　春日祭礼之図御旅所祭献饌　江戸時代（19世紀）奈良・春日大社

☆同時期開催　特集展示「新たに修理された文化財」（西新館） 12/23（火）～令和8年1/18（日）

公開講座：令和8年1/10（土）講堂にて、午後1時30分～3時（午後1時開場）
「平安貴族の美意識に挑むー復元模造製作に携わってー」
　　　　　　　北村繁氏（合同会社北村文化財漆工代表、選定保存技術「漆工品修理」保持者）
　　　定員180名（事前申込抽選制）無料、館サイトの「公開講座」申込フォームより
　　　　　～12/15（月）午後5時　締切
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　大阪中之島美術館https://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=27&c=45で12/13（土）から開催される展示を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆「拡大するシュルレアリスム
　　視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ」前期：12/13（土）～令和8年1/25（日）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　後期：令和8年1/27（火）～3/8（日）
　　　　　月曜（祝日の場合は翌日）12/30（火）1/1（木・祝）休館
　　　　　入館料金：一般1800円　高大生1500円　小中生500円
　　　　　　　　　　障がい者手帳などをお持ちの方（介護者1名を含む）は半額（要証明

　シュルレアリスム（超現実主義）は1924年にアンドレ・ブルトンが「これまで無視されてきたような種々の連想における高次のリアリティと、夢の全能性への信頼に基づく」ものと定義づけた動向。無意識や夢に着目したフロイトの精神分析学に影響を受けて発生し、表現の様式をいうものではなく「高次のリアリティと、夢の全能性」への信頼に基づいた、あらゆる創造行為をさすものと言える。芸術的革命をもたらしたシュルレアリスムは共産主義やアナーキズムなど政治的要素をも内包する一方で、広告やファッション、インテリアなど日常の場面にも拡がり、社会に対して政治、日常の両面からアプローチした。
　シュルレアリスムの発生から約100年を経た今、本展覧会は日本国内に所蔵されている多様なジャンルの優品を一堂に会す。

第1章オブジェー「客観」と「超現実」の関係
　アンドレ・ブルトン『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』(初版本)1924年
　フランシス・ピカビア《黄あげは》1926年
第2章絵画ー視覚芸術の新たな扉
　イヴ・タンギー《失われた鐘》1929年
　ルネ・マグリット《レディ・メイドの花束》1957年
第3章写真ー変容するイメージ
　ヴォルス《美しい肉片》1939年
第4章　広告ー「機能」する構成
　クルト・セリグマン《国際シュルレアリスム展》1938年
　フリッツ・ビューラー《ポスター「ジオデュの帽子」》1934年＊後期展示
第5章ファッションー欲望の喚起
　ヴォルス《無題》1937 / 1979年の再プリント　＊後期展示
　エルザ・スキャパレッリ《イヴニング・ドレス「サーカス・コレクション」》1938年＊前期展示
第6章インテリアー室内空間の変容
　ルネ・マグリット《王様の美術館》1966年
　ヘルベルト・バイヤー《セルフ・ポートレイト》1932年＊前期展示
　サルバドール・ダリ《アルザス、フランス国有鉄道》1969年＊後期展示
　エルザ・スキャパレッリ《香水瓶「スリーピング」》1938年
　メレット・オッペンハイム《鳥の足のテーブル》1939年 / 1983年

講演会：12/13（土）1階ホールにて、午後2～3時30分（開場 1時30分）
「シュルレアリスムと「偶然の出会い」？―コラージュ・オブジェ・日本」速水豊氏（三重県立美術館長）
定員150名（先着順、事前申込不要）入館券要

担当学芸員によるギャラリートーク：1/15（木）2/4（水）午後2時～（1時45分受付・45分程度）
定員30名（要事前申込）＊約1か月前募集開始予定
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　烏丸御池の京都国際マンガミュージアムhttps://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=26&c=52で12/13（土）から開催される展示を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット展」12/13（土）～令和8年4/7（火）
　　　水曜（祝日の場合は翌日）12/26（金）～1/4（日）2/16（月）～20（金）
　　　本展のみは無料
　　　入館料金：大人1200円　中高生400円　小学生200円
　月刊誌『コミックガーデン』及びWEBコミックサイト「マグコミ」（マッグガーデン）にて連載中のマンガ作品「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」（原作：ホークマン、作画：メカルーツ）、猫に触れると人が猫になってしまう現象“ニャンデミック”が突如発生し、可愛い猫に手を上げられない人類が絶滅の危機に瀕しているのに笑ってしまうパニックコメディ作品です。
　ホラーものの一種だが、それが可愛い猫で描かれた、他に例のない作品。
　本展では、マンガの原画（デジタル作画出力）の展示の他、原作のホークマン氏や作画のメカルーツ氏らの制作方法も紹介。
　　マンガ「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」関連　約220点
　　　・原画（デジタル作画を出力）　約150点
　　　・原作と作画の打ち合わせ資料　約50点
　　　・オリジナルフォトスポット　　　　　
　　アニメ「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」関連　約30点
　　　・アニメ第１話
　　　・アニメの設定資料　　　　

トークショー：2/22（日）1階多目的映像ホールにて、午後1～2時30分
「世界一、猫が沢山出てくるマンガ！？」
　　　ホークマン氏（マンガ「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」原作）
　　　メカルーツ氏（マンガ「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」作画）
　定員100名
　参加方法：事前申込・先着順：館サイトの申込みボタンより
　イベント終了後にサイン会開催を予定。コミックス1巻購入者先着30名対象（3時30分終了予定）

☆竹宮惠子監修原画’(ダッシュ)展示シリーズ「ハッピーをお届け！田村セツコ展
　　～ with松本かつぢ、上田としこ、村上もとか、竹宮惠子～」～令和8年1/20（火）
　　　　　本展のみは無料
　マンガ原稿の保存と公開の両立のため精巧な複製原画を研究・制作する原画’（ダッシュ）プロジェクト。
　本展では、新規で制作した田村セツコの原画’（ダッシュ）を初公開し、田村セツコと縁の深い原画’（ダッシュ）参加作家である松本かつぢ、上田としこ、村上もとか、そして、監修者の竹宮惠子の原画’（ダッシュ）をお蔵出し。
　　「ボンジュールおじょうさん」
　　「HAPPYちゃん」
　　「HAPPYおばさんのおしゃればなし」
　　「セツコのおしゃれ相談」
　　「不思議の国のアリス」松本かつぢ
　　「くるみちゃんサーカス」松本かつぢ
　　「フイチンさん」上田としこ
　　「チューリップくん」上田としこ
　　「フイチン再見！」村上もとか　
　　「星の生まれるところ」『地球へ…』Keiko TAKEMIYA　　など
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明

　河川環境楽園の世界淡水魚園水族館　アクア・トトぎふ https://hiroba.travel.coocan.jp/museum/museum_data_kikaku.php?pref=21&c=66で12/13（土）から開催される展示を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆企画展「ハゼパラダイス」12/13(土)～4/12(日)
　　　　　12/8(月)令和8年1/13(火)2/9(月)3/9(月)休館
　　　　　入館料金：大人1780円　65歳以上1600円（要年齢証明）中高生1400円
　　　　　　　　　　小学生900円　幼児（3歳以上）500円
　　　　　　　　　　障がい者手帳など所持者と付添者1名が半額

　川の渓流部から海の干潟やサンゴ礁域、さらには水深400mの深海に至るまで、ありとあらゆる所に生息し、全世界で2,800種以上にのぼり、日本国内には700種以上が生息する、魚類の中でも非常に大きなグループの一つ・ハゼの仲間たちを紹介する企画展。2016年以降、約370種が新種記載され、展示では、2023年に新種記載されたクモマダラハゼとヤミマダラハゼ、同種と考えられていたホシマダラハゼの3種を比較できるように紹介。
　川から海まで！日本のハゼ：南西諸島の渓流にすむツバサハゼやアカボウズハゼ、サンゴ礁域にすむハタタテハゼやクロユリハゼ、干潟にすむムツゴロウなど、日本各地にすむハゼ。
　世界は広い！海外のハゼ：最大体長65cmにもなる世界最大のハゼ、マレーゴビーや、毒を持つツムギハゼ、西アフリカの河口などに生息するアフリカンマッドスキッパーなど。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　参考：館のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　明日香　光二／馬場　英明