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ついに、と言うかもうこの日が巡ってきたような気がします。時も地球の回転も，立ち止まることなく動き続けているのですが、この年末年始と言う時節は日本の社会では間を開けるときでもあるので、振り返りには良いのかもしれません。
「今年もいろいろありました」ってTVではずっと流れています。それはどの年でも必ず色々あります。アレが達成されてオオタニさんが活躍しバレーやバスケで日本が躍進しても、スポーツの勝負など毎年のこと。
でも、4年も続いたコロナ禍ーこれはペストやスペイン風邪に匹敵する世界史的なトピックと思いますー これが収束に向かったので世界は活発かつ穏やかになるかと思えば… ウクライナで、パレスチナでの惨禍、国内でも円安物価高…。何れも人が起こしたことなんですが…時代の大きな流れの中での、今年じゃないかな、と思えることもありました。
ミュージアムの展示や活動は、マスコミやネットの報道とは違ったスタイルで…実物（リアル）で、芸術で、体感で、我々に伝えてくれるものです。もちろん、年明け以降、現実社会が穏やかで明るくなるように、アートもそれを感じていたいなぁ、と思っています。
さて、既に年末年始の休館に入っておられる館がほとんどですが、次発言から、新春あるいは来春開会の展覧会を、ベースノートを新たにして並べます。できるだけ年末年始の休館日を併記しましたが、展覧会の会期が、年末から継続の「〜」になっているものも、1月3日あるいは4日まで休館、以後開館という館がほとんどかと存じます。逆に、あえて1月1日、あるいは2日から開館される館もあります。特記していない館は、必ず開館日をお確かめになってお訪ねください。
どうぞお健やかにお正月をお迎えください。しばらく、いくつか展示紹介をしますが、これにて年末のご挨拶とさせていただきます。
本談話室の管理人 明日香 光二／馬場 英明